精油の作用をスポーツに活用するには
近年、スポーツアロマという言葉を耳にすることがあるかと思います。
大きなマラソン大会などではゴール地点のテントでアロマセラピストが待機し完走後の選手のケアでトリートメントを行うことも多いようです。
スポーツへのアロマの活用としての目的は2つあって
1つ目は運動前に集中力を高めたりけがの予防や筋力や持久力を高めるためのトリートメント
2つ目は運動後に筋肉疲労を取り除いたり血流促進や呼吸の回復などのためのトリートメント
目的が違うので当然使用する精油も違ってきます。
また、日常的なアロマの使用としてメンタルケアや睡眠促進、ストレス緩和など日常的なケアで通常のリラクゼーション目的で使用することもあります。
運動前におすすめの精油=イランイラン、ベルガモットミント、ペパーミント、ローズマリー、レモン等
運動後におすすめの精油=イランイラン、ラベンダー、グレープフルーツ、サイプレス、ジュニパー等
ブレンドは通常3種類程度の精油を合わせますが、その際精油の持つ作用を頭に置いて考えます。
けれど、1番信用度が高いのは「本人が選び良い匂いだと感じるもの」という選び方です。
鼻から吸った香りは脳に到達しそこで
良い匂い=今体に必要な精油
苦手な匂い=今体に必要ではない精油
ということを本能的に判断します。
なので作用を踏まえて選んだ精油にご自身で選んだ精油1本を合わせてブレンドすると良いと思います。
特に運動後は体が欲しているものが明確に表れやすいのでこの方法をぜひお試しください。
※光毒性に注意!
ベルガモット、アンジェリカルート、レモン、グレープルーツ
上記の精油は光毒性があり、塗布後日光に当たると炎症を起こしたり、色素沈着を起こしたりアレルギー反応を引き起こすと言われているので日中のトリートメントには向きません。
その香りを必要とする場合は芳香で使用するようにしましょう。